『少女終末旅行』は名作&哲学的&自分と向き合う時間が必要

専業主夫のSTEDです

 

少女終末旅行観させて頂きました

 

哲学的作品No1と感じたこの作品を

ご紹介させて頂こうと思います

 

ネタバレ含みますのでご注意ください

 

目次

チトとユーリの緩い旅

彼女たちは小さい時から

2人で旅をしております

 

目指す場所は最上層

 

旅立つ時におじいさんから

『上を目指せ』と言われるままに従います

そのおじいさんとは孤児であった

チトとユーリを保護し育ててきた人物であります

 

ちなみに作品では細かい情報は開示されないので

絵から判断し憶測でしか語れません

 

2人で5年以上は旅していると思われます

 

そんな長い時間をひたすら愛車である

テッケンクラートと共に進み

食料や燃料を探して生き続けてきました

 

作中にはカナザワとイシイに出会いますが

道中も人間に会っていたと思います

ただし人間自体がレアでなかなか遭遇出来ません

 

古びた町並みを永遠と眺め続けながら

人もいない孤独な中で少女2人の旅です

 

設定だけでも精神力が試されますが

ここから激動の物語が始まっていきます

 

物語が進むと生物は遂に少女2人だけになる

イシイと出会った後は人間とは出会いません

 

出会ったのはエリンギ

妖精のようなもので

世界各地の武器を体内に飲み込んで

無力化する作業を行ってます

 

そんなエリンギに世界に存在してるのは

貴方達だけと告げられたのち

エリンギも任務を終え何処かに去っていきます

 

人間と会うことは少なかったけど

何処かに誰かいると感じてましたが

それも無になりました

 

その話の前後に

ユーリは

『会えないなら生きてても死んでてもわからないじゃん』

という

 

確かにその通り

そもそも人間に会わない私には

人が生きてようが死んでようが関係ないのだ

 

人間関係が0の私には

誰がどうなろうとも思い出があれば

何時でも会えるということ

 

たまにユーリは哲学的なことを言うのが良い

  

その後は人口知能に出会いますが

彼は死ねない苦悩がありました

 

生を満喫しきったので

無になりたかったのです

  

作者も人間なので

真理かは不明ですが

こういった心境になるのかなと

考えさせられる場面でした

 

 

頂上到達直前とその後

テッケンクラートが頂上前で寿命を迎えます

 

何年も乗りこなしてきた愛車です

 

しかも移動手段を無くすことは

生きていく上で大きなリスクです

 

物資は運べない

移動速度が落ちる

体力の消耗が激しくなる

  

頂上前に痛手を被りながらも

愛車とお別れをします

 

今までの緩い旅ではなくなり

過酷になっていきます

 

荷物を厳選し歩いて頂上へ向かっていきます

食料や燃料を消費し物資が無くなっていきます

 

そんな削られていく2人に

真っ暗な螺旋階段が待っておりました

 

何も見えない中で

2人は手を握りながら登っていきます

ユーリは暗いところが

苦手なので手が震えています 

 

全てを奪われ感覚はユーリの手の感触だけ

  

本当に大切な物を

暗闇の中で確認した場面でした

 

そこから頂上に辿り着きます

 

が、何もないところでした

空には満点の星空

 

目標達成と同時に襲い来る虚無感

 

私達は間違っていなかったのか

道のりを変えれば延命できたかもしれない

そんなのわからない

でも生きるのは最高だったと言い放ちます

 

かっこよすぎる

 

固い絆で結ばれた2人で

生きてこれたことが最高でした

  

色んなことが足りない2人でしたが

満足して人生を終えることが出来ました

 

この2人が体験出来なかったことが

今の世界では簡単に出来ます

 

そんな今の世界を余すことなく

知れる努力をしようと感じました

 

彼らのように生きるのが最高だったと言える

最後を迎えられるように

 

是非皆様に読んで欲しい作品です

とても良い衝撃を受けました

 

それではさようなら

 

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