お金を最小限に放棄地を開拓するための道具たち|10種類の“本当に使える”装備まとめ
放棄地の開拓は、見た目以上に体力も時間も必要です。
しかし、道具選びを間違えなければ
コストを最小限に抑えつつ、驚くほど作業効率が上がります。
私は脱サラ後、2000㎡の放棄地をほぼ自力で開拓してきました。
今回はその経験から導いた 「最小投資で最大効果を出す道具たち」 をまとめます。
1. 草刈りバサミ(1500円)|刃渡り15cmのアルミ製が最強の相棒
放棄地開拓の“基本中の基本”はこの草刈りバサミです。
■ 推奨スペック
- 価格:1500円前後
- 材質:アルミ
- 刃渡り:15cm
■ 理由
- 軽くて扱いやすい
- 放棄地の細い竹や枝にも対応
- 100均の砥石で何度でも復活
- 長期間使えるコスパの良さ
草刈り機が不要になるレベルではありませんが、
日々の小規模作業はこれ一丁で十分。
2. 馬力の強い草刈り機は“リースで1日だけ”が最適(5000円+α)
背丈の高い雑草や密集したススキだけは、
手作業のバサミでは太刀打ちできません。
■ 賢い選択
- 購入すると3〜10万円
- でもリースなら1日5000円+燃料代
- 専用カットソーは別途1000円前後
開拓初期に1日だけ借りて一気に倒すのが最も効率的です。
開拓後は草刈りハサミで維持すればコストゼロ。
3. つるはし1.5kg(3500円)|開墾の“主役”はスコップではない
放棄地の土は
- ガチガチに固い
- 石が多く混ざる
- 根が絡んでいる
そのため、スコップでは刺さらず、フォークでも歯が立ちません。
■ 結論:開拓は“つるはし一択”
- 1.0kg → 軽いが力不足
- 1.5kg → ベストバランス
- 価格:つる+柄で3500円前後
■ 注意点
テコの原理でこじらないこと。柄が折れます。
つるはしは “振り下ろして砕く” ための道具です。
これ1本で
- 根切り
- 石起こし
- 地表の破砕
- 地均し
すべてこなせます。
4. 電動チェーンソー(18V・4000円)|激安だが使える一本
太い竹・雑木の伐採にはチェーンソーが必要ですが、
高級なものでなくて構いません。
■ 推奨スペック
- 本体4000円
- バッテリー18V・6A(互換品4000円)
- 切れ味は10分間が最強(電圧が高いうち)
互換バッテリーで十分使えますし、
刃の交換も格安で可能なので、
コスパ最強の電動工具です。
5. 鉄スコップ(1500円)|“使える場所だけ”で活躍する
つるはしで地表を砕いた後、
土をすくう・運ぶ作業はスコップの役割です。
- プラ製は折れる
- 鉄製は丈夫で長持ち
- 1500円前後の物で十分
地面を直接掘るのではなく
つるはしが作った“柔らかい土”だけを扱うのがコツです。
6. 黒マルチシート(1500mm幅×100m=8000円)|畑化の最終工程
開拓して作物を育てるなら、必須アイテムです。
■ 黒マルチの効果
- 雑草抑制
- 地温アップ
- 土壌保湿
- 成長促進
放棄地を畑に変える“完成形の道具”です。
7. 道具箱(ホームセンター推奨)|運搬が消えて効率UP
道具は散らばると作業効率が落ちます。
一つにまとめることで
- 忘れ物ゼロ
- 運搬の手間ゼロ
- 現場でのストレスゼロ
大きめの道具箱はホームセンターの方が安いです。
■ 必ずやるべきこと
展示品割引をお願いすること。
店によっては10〜20%下がる場合があります。
まとめ:お金をかけなくても放棄地は十分開拓できる
ここまで紹介した道具はすべて
低予算で最大の効果を発揮するものばかりです。
- 草刈りハサミ(1500円)
- 草刈り機はリースで1日(5000円)
- つるはし1.5kg(3500円)
- 電動チェーンソー(4000円+バッテリー4000円)
- 鉄スコップ(1500円)
- 黒マルチシート(8000円)
- 道具箱(展示品割で安く)
開拓は危険な作業ではなく、
正しい道具を使えば“誰でも再現できる生活技術”です。
これらを揃えておけば、
初期費用は 約3万円〜4万円。
あとは自分の手で土地を変えていくだけです。