アニメ映画『犬王』は平安時代のエンターテインメントの作品

こんにちわ

専業主夫のSTEDですが

犬王を観たので感想を綴っていきます

 

平安時代のエンターテインメント

 

人類の歴史が4万年で

今からさかのぼること1000年前の話

 

そう考えると一瞬の出来事ですが

一人の人間の一生を描いた作品で120分

 

琵琶弾きのトモナとダンサー兼歌手の犬王が主役です

平家の呪いで目が見えなくなったトモナは

同じく呪いで怪物の成りをしている犬王を恐れないことで

意気投合し琵琶の音楽と犬王のミュージカルで

のし上がっていく物語です

 

最後は足利将軍に文化を統一するために

抹殺されてしまい後世には

一つも資料が残されていないという終わり方

 

個人的には4万年の歴史の中に

何が起きていてもおかしくないと思うし

人それぞれの物語があれば

一つくらいありそうだと感じてしまう

 

今は人類が80億人

4万年前は日本で25万人

 

人生50年としたら

紡がれた命の数は計り知れません

 

今ネットで調べたら人類の累計は1080億人で

現在はその6.5%だということです

 

そう考えると今までの4万年が

現在の80億人で大分短縮されていることがわかります

 

1080億人の力があれば

今までの文明が出来る可能性があるということなのか

 

人類が増える分だけ抽象的思考が増えて

僅かでも可能性が広がることで

文化が多様化していく

 

その多様化していった過去の文化を

描いていきますが共通するのは

やっぱり音楽とダンスと光の演出

 

琵琶や太鼓の音楽に

犬王がダンスを披露して

大衆を盛り上げる

トモナは幼少時急に眼が見えなくなり

生きていく術は琵琶弾き語だったので

熱心に取り組み技術を手に入れた

トモナは自分という

アイデンティティを貫きたかったことは

作中に自分の物語というフレーズが

多く使われていることで理解出来る

目が見えない自分の物語を

自分独自の音楽にすることが大切だと感じた

犬王もそれに呼応し一緒に踊る

 

途中トモナはトモイチに変名し

その後さらにトモアリに改名する

 

そして最後斬首刑執行時に

『我が名はトモナ』と名乗る

最後は幼少時からの元来のトモナに戻る

 

色々巡って最初の出発点に帰ってきたのかな・・・

 

人生とはブーメランのように

終着時には出発点に帰ってくるのか

そういう人もいるということか

根っこは変わらないということか

トモナは目が見えていた幼少時活発な少年だった

それが失明して一気に人生が激変した

琵琶弾きには無縁だった人生が

平家の呪いによる失明により変化した

最後も平家の物語を統一するための

口封じのために殺された

始まりも終わりも平家が絡んでおり

それがブーメラン現象の原点なのかもしれない

 

呪いに振り回された人生だったけど

トモナは琵琶に熱中していたので

幸せだっただろう

   

斬首とわかっていても

自分の物語を弾くことを貫いた生き様だった

それくらい覚悟を決めて全う出来たことは

幸せだったということでしょう

   

唯一の友達犬王はさぞ悲しみ

その後どうなったか気になります

犬王を考えると悲しい物語です

トモナとの最高のセッションを

永遠に封じられた状態で余生を過ごす

 

人生色々あるけど

沢山考えてある程度受け入れて

後悔しないように生きていくのが大切だと思います

 

この映画の教訓として

・最愛のパートナーとは永遠に一緒ではない

・今を最高に楽しむ

・上には上がいて権力の力は計り知れない

 

ということで本日のブログは終ります

それではまた明日さようなら

 

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