世界ではどんな事が起きているのか知りたい
映画を通じて体験してみたい
だからドキュメンタリー映画が好きなんです
そして今回観させて頂いた作品は
『行き止まりの世界に生まれて』です
困難な現実にどうやって
生き抜いてきたかを赤裸々に映し出します
そんな映画の感想を素人が
書き出していきますのでご覧ください
目次
『行き止まりの世界に生まれて』の概要
アメリカのイリノイ州ロックフォードが舞台になります
ロックフォードはあまり裕福ではない
街のように描かれますが真偽まではわかりません
企業撤退が相次ぎ失業者が増加して
5割が低賃金で働いている事は事実です
登場人物は白人のザック、黒人のキアー、アジア系のベン
白人のザック
・イケイケな雰囲気でマリファナや酒を欠かさない
・3人の中で一番メンタルが弱く生活も荒れている
・若くして父親になる
・酔っ払うと妻に暴力をふるう
・大人になっても生活は青年時代と同じ状態で成長がみられない
・詐欺で事業が失敗する
※幼少時放任主義だった父親が激変し厳格になり
暴力を振るわれ家庭に居場所がなくなった経緯がある
黒人のキアー
・楽しそうで優しそう
・働いてお金を貯める等自立心が強い
・スケボーが上手
・貯めたお金を刑務所帰りの兄貴に奪われる
※幼少期厳格な父親から暴力を振るわれて育つが父親は他界
その後父親の愛情だったと気付く？思い込む？経緯がある
アジア系のベン
・あまり登場しない
・作品の監督にて優秀
※幼少期継父から暴力を振るわれ家庭に居場所がなかった経緯がある
この3人が生きていく過程を映画では映し出していきます
注目シーン
- ザックが孤立していく
ザックが父親になった時から状況が変わり始めた
状況の変化についていけずザックは空回りし続ける
今まではスケボー仲間と楽しく遊んでいただけで
生きていけたが父親になった今は考えることが多く
精神的負担が一気に大きくなった
妻と子供がいる生活や
慣れない社会生活
スケボーが満足に出来ない日々
夫婦生活も上手くいかず
スケボー仲間とも疎遠になり
ザックは酒に溺れる毎日だった・・・
無力な子供であり
助けてくれる大人がいない現実を目の当たりにする
- ザック妻も不安定な家庭育ち
ザック妻も幼少期は不安定な家族で育っており
精神的な闇が見え隠れする
類は友を呼ぶということで繋がった二人なのかもしれない
ただし女性は強く逞しく
子供を育てるために最善を尽くそうと
支援してくれる親族を頼り
ザックに対して養育費の請求や子育てに奮闘する
- 黒人の名言
黒人のキアーは過去に父親から貰った言葉をふと思い出した
『生まれ変わっても黒人に生まれろ、なぜなら黒人は問題と常に戦っているからだ』
『白人のように小さな問題は気にならない』
『黒人は世の中を見返す状況が多く楽しいぜ』
黒人ってカッコいいです
現代に生きる日本人の私には理解しがたい人種差別ですが
黒人の方は悲しい経験を多くされると思います
そんな世界を生き抜く術を世代で受け継いでいく
文化を目の当たりにしたシーンでした
性格や見た目は違えど同じ人間にて
お互い尊敬し協力しあって生きていく世界を望みます
- ベンの母親は恋愛体質
ベンは継父に暴力を振るわれておりました
その事実をベンママに告白するシーンの後
ベンママはさらに違う相手と再婚します
歴史は繰り返すのか・・・と心の中でツッコミます
ベンとベン弟が手を引いて
バージンロードを歩きます
いい年した婆が結婚式するのか・・・という気持ちと
継父に虐待されて育った2人の息子が再婚を
どう考えているのか考えても私には理解出来ず混乱しました
あれは間違いなく問題のシーンでしょう
これは満場一致でツッコミが入ると思います
そして結婚式の費用はベンが負担していると感じましたけど・・・
- キアーにスケボーのスポンサーがつく
キアーは実家を出ていきます
少ない給料を貯めて
車を買って家を借りて
時には兄貴に金を無心されて
でも諦めませんでした
そんなキアーは引越し先で就職しました
驚くことにスケボーのスポンサーが2社ついているという・・・
就職した業種が気になるし
スケボーとどんな関係性なのか知りたい
キアーは凄く良い奴なので楽しく人生を過ごしてもらいたいと感じました
まとめ
貧しい街ロックフォードの問題ではなく
幼少期の虐待が非常に問題です
日本では子供が少なく
大人が多いので子供を大切に守っていきましょう
青春時代に悩みはつきものですが
家庭問題では悩んでほしくないですね