イラン映画『風が吹くまま』を観た感想

この映画のタイトルは『風が吹くまま』

 

観終わった後もタイトルに納得

 

もしも私がサブタイトルを付けるなら

『骨デカすぎ』

 

このブログでは素人が映画『風が吹くまま』を

観た感想を書いています

このブログを最後まで読まないと

素人の気持ちがわからないままです

 

目次

イラン・フランス合作『風が吹くまま』の概要

テレビ局員が田舎の村の珍しい葬式を撮影しにやってきたが

目的の婆さんが予定通り死なずに成す術がない中で

村の生活に溶け込む様子を描く映画

 

テレビ局員のベーザードは待ち時間に

村の観光をして村人と触れ合い知り合いが増えていきます

 

ただし画面に映る人間は極少数なので

外国人の顔に馴染みが無くても分かり易いです

 

村人たちは皆優しく 

日常のやりとりを映画にしております

 

この映画は基本のほほんスタイルで

まったり流し見が合う作品です

 

注目シーン

  • 村へ案内する目印が木

田舎あるあるなのかわかりませんが

『背の高い木を過ぎたら右』

『1本の木を越えたら左』

という道案内が映画冒頭であります

 

そこら中に似たような木が生えており

なかなか難しい道案内でしたが

目的地に到着出来て笑えました

 

日本では道路が敷設されており青看板が設置されてますので

このような案内をすることは滅多にないので印象的な場面でした

 

目印がないとそうなるよなぁ~・・・

  • 村では放し飼いの鶏

村の至る所に鶏がいます

年中放し飼いなのか

餌はどうしているのか

謎が深まります

ゴミを掃除してくれる役割もありそうだが

鶏も糞をして村を汚すしどうやって成り立っているのか知りたいです

 

腹が減ったらそこら辺の1羽を取って食べたり?

  • 土の家でもサッシがついている

この村の家は土壁のようでした

雨は降らないのでしょう

 

さらに気になったのが 

土壁に埋め込まれている窓や入口

 

土作りの家にもサッシが付いていたことに感心

マリ共和国の土作りの家にはサッシはなかったと思う

  • 高低差が激しい村

村の高低差が激しく筋肉痛注意です

 

平坦な道はなく

坂道か段差です

 

しかも段差に関しては登るという

表現が適している箇所さえ見受けられます

 

子供にとっては楽しいでしょうが

年寄りには厳しい環境です

 

なぜこのような場所に村を建築したのか

不思議なことばかりです

 

  • 砂利道でバイクは走りづらい

村人の交通手段はバイクです

 

道路は舗装されておらず砂利道になります

 

バイクの細いタイヤで砂利道を二人乗りは

かなり危ないしスピードも制限されます

運転手の村の医者も高齢そうだし

ベーザードはよく二人乗りをお願いしたなと・・・

運転が終わった後の医者の腕は疲労でパンパンでしょう

 

高度な運転技術と体力がないと出来ない

バイク二人乗りのシーンでした

 

あの医者もバイク観光が趣味といっていたので

余程のバイク乗りなのでしょう

 

まとめ 

サブタイトルの『骨デカすぎ』は

お墓穴掘りのシーンで登場します

 

ベーザードはその骨を慣れた手付きで

バトンのようにクルクル回します

 

『それ人骨ちゃうんかい!!!???』って

心の中で叫びながら骨を弄ぶ外国人の心意気を学びました

 

この映画は人生哲学というか

まったりのんびり平和に暮らそうってメッセージが強いのかな

 

メインの村独自の葬式は昔の悪しき風習が

残っている台詞だけで

私には特に何も感じなかった

 

ベーザードが村の墓場で婆さんの生死を話す姿や

身内の葬式に対しての問答が終盤への伏線かなと感じたが

ベーザードの心境がはっきり描かれて映画が終わる訳でもなく

答えは観客に委ねるスタイルでした

 

ベーザードは取材は出来なかったけど村に来て

『まぁいっか』って感じで寛容になれたのかなと

 

本当に平和な映画でした

 

色んな生き方や暮らしを知れたので

改めて自分の人生を見直します

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