フランス映画『涙するまで生きる』を考察してみよう

フランス映画『涙するまで生きる』の解説&注目シーンのご紹介です

 

歳を重ねると観る映画も変わっていきます

 

アクションが好きだったけど

ヒューマンドラマを好んで観るようになりました

 

様々な人間の人生を通じて

色んな感情を共有したいと思います

 

早速解説始めます

 

目次

フランス映画『涙するまで生きる』の概要

舞台は1954年のアルジェリア

アルジェリアはアフリカ大陸の一番北側で

スペインの下にあります

 

当時はフランスに支配されていて

独立運動真っ最中の時代です

 

ダリュは街から離れた場所で学校を開いて

子供たちを育てていましたが

ある時、憲兵が一人の男を連れてきます

 

名前はモハメド

 

彼は従妹殺しの罪で捕まっており隣町まで護送するように

ダリュは任務を強引に任されてしまいます

 

当初ダリュはモハメドを毛嫌いしてましたが

護送中に心が打ち解けていきます

 

まず村人が家畜殺しをモハメドに擦り付けますが

ダリュは見事に守ってあげます

 

その後は従妹殺しの報復にやってきた人から逃げたり

独立運動中の戦いに巻き込まれたりしていく中で

お互いの事を理解しあって絆が芽生えていきます

 

最後は隣町手前でモハメドを生きるように

説得して逃がしてあげます

 

任務を終えて帰宅したダリュは学校を閉鎖して作品は終わります

 

注目シーン

  • ダリュは元軍人で肝が据わっている

モハメドを奪いに来た輩に学校が襲われる場面で

ダリュは物陰に隠れて威嚇射撃をしたり

 

家畜殺しで怒っている村人が

銃口を向けて脅してくるのに

勇敢に立ち向かったり

 

モハメドと初対面時にも

気を張って対応していたし

 

なかなか仕上がっていたと感じました

 

その後に判明しますが

ダリュは元軍人でした

 

そういうことかと納得

ダリュは強い男でした

 

  • フランス軍の前に捕虜として仁王立ち

独立運動でフランス軍とアルジェリアの民衆軍が戦ってる時に

民衆軍に2人は捕まってしまいます

 

民衆軍にはダリュの元戦友がいたりしましたが

もし万が一があればダリュも殺すと言われます

 

命を懸けた戦いで余裕はないよね、現実的です

 

捕まって行軍中にフランス軍と突如交戦します

その時震え上がる場面がやってきました

 

フランス軍の捕虜としてダリュが矢面に出されます

 

いやいやさっきまで激しい打ち合いしていた所に

丸腰で仁王立ちしろってか・・・

 

心の中で叫びながら俺には絶対できないし震え上がること間違いなし

むしろ腰を抜かして立てないだろうと確信しました

 

ダリュはゆっくりと前進して仁王立ち後引き返してきました

 

緊迫の名場面でした

 

  • 遊ぶ代金を払ったのは誰だ・・・

モハメドは女を知りませんでした

 

というかモハメドは何歳、

外国人って年齢不詳だよ

見た目はそんなに若くないでしょ・・・

 

そんなモハメドにダリュは有り金全てで女を買ってあげます

 

モハメドが体験中にダリュがカウンターで待っていたら

女性が手招きして貴方も体験出来るわよと誘ってきます

 

ダリュは代金未納ですけどと質問すると

女性はお代済みよと言われます

  

どういうこと!!??

誰が払ったの?

 

そんな疑問が残ったままダリュの体験は始まります

 

鉄人ダリュでも不可解な疑問が残った状態でも

行動してしまう魅力的な体験ということをこの場面は描いております

 

昔知り合いだったお店のマスターからの計らいかな?

 

  • 砂漠しかない殺風景

護送中の風景は砂漠で殺風景

何キロ先も見通せる景色で

追ってから逃げるのは至難の業でしょと思いつつも

ダリュは足音で追っ手の気配を感知します

 

何でも有りかよ・・・

映画だしな

 

砂漠地帯での追っ手を感知する方法は

本当に耳が正しいのか疑問です

 

まとめ

ゆったりのんびりした映画でした

 

モハメドが心に決めたことを

ダリュが聞いて生きる方法を説得する

 

独りで悩まないことと

人に相談することの大切さを感じました

 

ダリュじゃなかったらモハメドは

隣り町にもたどり着けなかったでしょう

人生の巡り合わせも大切ですよね

 

毎日後悔しないように生きていこう

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