主夫の軌跡 第12章 『親になって得た感情、失ったもの』

2018年春に子供が産まれる

当時30歳だった

結婚は23歳で覚悟したが

子供に対しては何も覚悟はしていなかった

お互い共に自立していたが

無防備は子供を守るだけの余力は

無いと感じていたからだ

 

そんな状況を過ごしていく内に

年月は進み年齢も重ねていき

適齢期という言葉がちらついてきた

そんな時に覚悟を決めて

妊活を開始したのだった

 

妊活に対してのリスクを感じたのは

どんな子供が産まれるか分からないことである

もしも医療費や施設が必要な子供が

産まれたら育てる自信はないし

きっと自分の性格柄手放す選択をすると思う

そしてそのことは妻にも事前に話しており

産まれる前に診断は確実に行うように相談していた

冷たい言い方に聞こえるかもしれないが

とても大変な作業を伴うし人生が激変するし

それを背負って生きていく覚悟まではなかったです

対処出来るなら対処して苦労しないようにしたかった

ただし妻は性格が真逆な事もあり

染色体検査等は全く受けずありのままを

受け入れるような状況だった

私も最善を尽くそうと

タバコを辞めて少しでも健康な状態で

活動出来るように体調管理に努めた

そんな中で子供に恵まれ

ありがたくも健康な状態で産まれた 

7年経過した今でも元気に活動し

成長を続けており今後が楽しみな状況です

 

子供が産まれてからは

自分に対して地力を付けて

家族を守れるように努力する日々が続きます

タバコは一切辞めて酒も減らして

運動を取り入れて身心共に強くなれるように

生活習慣が変わっていきます

バーピージャンプ、ストレッチ、禁煙と

最初は小さく始まりましたが

7年経過した今ではバーピージャンプも

300回超える回数出来るようになりました

これは子供が出来たことによる変化であることは間違いありません

 

そうして身体を鍛えることにより

体力が付いて余力が産まれて

子供に対して包み込むように愛せることが出来ました

全く怒らないし楽しみながら

他人の目は気にならないし

全身全霊で娘と一対一で向き合える状態

仕事を退職したのは2022年にて

娘が3歳の時からずっと行動を共にしております(次女は1歳)

ずっと可愛い存在だし溺愛状態

間違いなく我が家の宝物で自慢の娘である

ここまで可愛いものだとは思わなかったし

体験しないと理解出来ないでしょう

親になる前の想像よりはるかに

楽しいし刺激的だし生活が豊かになりました

彼女たちが非常に優秀なのも理由の一つですが

私は現状に満足しております

働かないで主夫として家に居たいのは

彼女たちと一緒に過ごしたいのも理由だと思います

 

親になって失ったものは

タバコやタバコを吸う時間や

努力をしないで生きることや

お金を使って遊ぶことです

 

あとは妻と二人きりの時間

それが一番大きなことです

今までずっと2人で過ごしてきたのに

家族が増えてみんなと過ごすようになりました

別に関係は今までと変わりませんが

たまに2人になると懐かしい気持ちになります

 

という事で第12章は終ります

それではまた明日さようなら

 

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