放棄地に洞窟があった|30年以上崩れない土室をどう活用するか?
私が購入した放棄地には、
なんと 洞窟 が存在します。
直径160cm、奥行き5mほどの小さな洞窟。
まるで昔の人が手で掘り、そこに暮らしの痕跡を残したような空間です。
放棄地を購入する前は、
「もしかしたら危険なものかもしれない」
という不安もありましたが、実際に診断すると
予想外に“最高の状態”でした。
今回は、この“謎の洞窟”をどのように活用できるのか、
私が感じた可能性とロマンを書いていきます。
1. 洞窟の状態|30年以上崩れず残る奇跡の空間
専門家の調査ではありませんが、
実際に内部を確認してみたところ、条件は驚くほど良好でした。
✔ 雨水の侵入なし
入口付近も濡れておらず、
内部は常に乾燥状態。
✔ 動物の気配なし
- 住み着いた痕跡なし
- 足跡なし
- 糞は古いものが少し残るだけ(相当前のもの)
「動物が使っていない洞窟」は珍しいです。
✔ 虫の気配なし
湿度がそこまで高くないため、
虫が集まる環境でもありません。
✔ クラック(亀裂)なし
崩落の危険性が極めて低い構造。
むしろ“安定した地層に掘られた空間”です。
✔ 30年以上崩れず維持されている
周囲の人の話では、
「30年以上そのまま」とのこと。
屋外の土室がこれだけ安定しているのは貴重です。
✔ マットが置かれていた痕跡
誰かが過去に短期間寝泊まりした可能性もあります。
用途は戦前の防空壕かもしれませんし、
ただの“手掘りの作業場”だったのかもしれません。
2. 何のために掘られた洞窟なのか?用途の可能性はいくつかある
洞窟の形状や規模から、
以下のような用途が考えられます。
① 戦前〜戦中の防空壕
手掘りのサイズは典型的な防空壕に近い。
地域によっては昔の住民が自主的に掘った可能性も十分あります。
② 生活用の“土室”(土蔵のような保存庫)
湿度が一定で涼しいため、
保存が必要な食品・道具の保管に向いている。
③ 農作業用の休憩所や道具置き場
外気を遮断するため、夏も冬も快適。
④ 誰かが短期間暮らしていた可能性
残されていたマットがそれを物語っています。
ミニマリスト的生活をしていた人がいたのかもしれません。
3. 洞窟をどう活用するか?私が考えている使い道
洞窟は“自然がつくった最高の密閉空間”です。
活用の幅が広すぎて悩むほどです。
ここからは、私が実際に考えている利用方法。
① 瞑想室として使う
これは最有力です。
- 無音
- 暗い
- 外気と遮断
- 揺れない
- 温度一定
- なんとも言えない安心感
瞑想に必要な条件をすべて兼ね備えています。
1時間の瞑想も、
洞窟内なら倍の効果がある気がしています。
② 一人語りの録音ブースにする
洞窟は天然の反響が少ない“吸音構造”。
- ブログ用の語り
- YouTubeのナレーション
- ラジオ配信
- 自分の思考を言葉として残す作業
こういった作業に完璧な空間です。
“洞窟で収録した声”という個性だけでコンテンツになるほどの希少さ。
③ 素材置き場にする(竹・枝・道具)
出入口が狭いので動物に荒らされず、
湿度が安定しているので素材の劣化も少ない。
- 竹炭
- 乾燥途中の竹
- 木材
- 道具
- 作業用手袋・軍手
- 土のう袋など消耗品
小規模の倉庫としては十分すぎる性能があります。
④ 壁画(アート)のキャンバスにする
洞窟内の壁は柔らかい土質。
- 絵
- 掘り込み
- 壁面装飾
- 光と影のインスタレーション
洞窟をアート空間として使うのは
世界で一つの作品になります。
あなた自身の想像力と感性が、
そのまま壁に残るわけです。
⑤ 子どもの探検スポットにする(安全を確認したうえで)
- 探検
- 隠れ家
- “秘密基地”
- 夏の避暑スペース
ただし安全対策は入念に行う必要があります。
小規模なので転落の危険も少なく、
適切に管理すれば楽園になります。
4. 洞窟は“放棄地の可能性”を広げる隠れた資産
放棄地を買った人でも、
洞窟を持っているケースはほとんどありません。
私の土地の洞窟は、
以下の点で非常に価値が高いです。
🟩 ① 30年以上崩れず“稼働可能”な状態
🟩 ② 雨・動物・虫・亀裂がない理想的構造
🟩 ③ 防空壕・土室・生活痕跡という歴史性
🟩 ④ 活用用途が多く、創作意欲を刺激する空間
🟩 ⑤ 完全に自分の所有物(広告自由・展示自由)
まとめ:洞窟は土地に付いてきた“最強のボーナス”だった
放棄地を買うと、
草・竹・木・石・虫……
面倒なものが多くついてきます。
しかし、まさかの
“洞窟”が付いてきた。
これは私にとって、
土地の価値を数倍に引き上げる要素でした。
- 瞑想
- 録音
- アート
- 倉庫
- 子どもの秘密基地
これほどワクワクする可能性を秘めた空間は、
他にありません。
洞窟はただの穴ではなく、
“人間の創造力を刺激する装置” でした。