竹の燃し場を西側に増設した理由
放棄地取得10カ月、運搬が一番の重労働だったという話
放棄地を取得してから約10カ月。
当初、燃し場は東側エリアに1か所だけ設けていた。
焼却そのものは想定内だったが、
実際に作業を続ける中で、想定以上にきつかったのが竹の運搬だった。
この記事では、
なぜ西側にも燃し場を増設したのか、
そして今シーズン初の焼却で分かった土の性質について、
実体験ベースで整理する。
当初は東側燃し場1か所で十分だと思っていた
放棄地取得当初、
焼却は東側エリアの燃し場1か所で回す想定だった。
・焼却管理がしやすい
・安全確認が集中できる
・場所を分散させる必要はない
理屈としては正しい。
だが、実際に作業してみると、
問題は燃やすことではなく、運ぶことだった。
一番消耗するのは「竹の運搬」
伐採した竹を束ね、
焼却場所まで運ぶ。
距離は大したことがなくても、
斜面・足場・本数が積み重なると負荷が一気に増す。
- 重い
- かさばる
- 引っかかる
- 何往復も必要
焼却作業より前に、
体力を使い切る感覚があった。
この時点で、
「燃し場を増やす」という選択肢が現実的になった。
西側に燃し場を新設した理由
西側エリアは、
伐採作業の動線上にある。
そこで、
運搬距離を最小化する目的で西側に燃し場を新設した。
これは効率化というより、
体力と精神力の消耗を抑えるための判断だった。
今シーズン初の焼却は西側燃し場から
本日、
8カ月ぶりとなる今シーズン初の焼却を
西側の燃し場で行った。
その前に、
焼却前の準備として西側燃し場を再整備した。
- 雑草除去
- 灰や不要物の整理
- 燃し場の軽い拡張
ここで、予想外の気付きがあった。
西側の土は想像以上に柔らかかった
燃し場を整備していると、
西側の土が非常に柔らかいことに気付いた。
- スコップが入りやすい
- 少し掘るだけで広がる
- 灰を除去すると空間が拡張する
無理に掘ったわけではないが、
自然に燃し場が広がる感覚があった。
焼却に向く土、向かない土
この感触から分かったのは、
西側の土は
- 焼却向きではない
- だが、掘削や穴居には向きそう
という性質を持っている可能性だ。
同じ土地でも、
エリアによって土の反応はまったく違う。
燃し場の整備をしなければ、
この違いには気付かなかった。
燃し場は土地を知るための装置でもある
燃し場は、
ただ竹を処理する場所ではない。
- 土の締まり
- 排水性
- 空洞化のしやすさ
- 熱の影響
これらを強制的に表に出してくれる。
今回の西側燃し場の再整備と焼却は、
土地理解が一段深まるきっかけになった。
まとめ:燃し場増設は必然だった
西側に燃し場を増設した理由は明確だ。
- 竹の運搬が最も重労働だった
- 焼却そのものより前段がきつかった
- 作業動線を短くする必要があった
そして今シーズン初の焼却で、
西側エリアの土の性質という
新たな情報も得られた。
放棄地取得から10カ月。
一つ一つの作業が、
次の使い方につながっていく。