芥川賞受賞作『背高泡立草』:実家の納屋から紡がれる物語の感想

専業主夫のSTEDです

 

芥川賞受賞作品である

『背高泡立草』を読みましたので

感想を書いていきます

 

小説評論に定評があるわけでもない

ただの素人が素直な感想を書いていくだけなので

得られるものはありません

 

目次

舞台は九州のとある島

対馬は韓国から近いです

ご存じの方は少ないと感じるのは

地理を知らないでも生きていけるので

知っている人は少ないのです

 

この地名が何処と言われても

地球を上から見下ろしたこともないので

地図で説明されてもピンとこないです

 

そういったことから地理に興味がなくなります

 

でも私は日本地図と世界地図を家に飾る程に興味があります

だからといって何もありませんが

これを機に地理に興味を持ってもらいたいです

 

世界は何処までも広いのに

宇宙はもっと広いと考えるだけで

心がドキドキして楽しくなります

この気持ちを是非皆様と共有したいです

 

実家の古びた納屋の歴史

物語は実家の納屋の歴史の話です

古い建物と土地にまつわる物語です

 

過去の出来事を振り返り

個性豊かな登場人物たち

 

個性豊かといっても

特別な何かを持っている訳でなく

どこにでもいそうな人物を

飾る文章で見事に彩っていきます

 

綺麗で美しい人物や建物ではないですが

思いを巡らせる文章が豊かで

心穏やかにすらすらと読み進めていけます

 

どぎつい九州弁

会話は九州弁

九州の方に言わせたら

長崎弁になるのか不明ですが・・・

 

知らない言葉が飛び交う文章で

臨場感が味わえます

 

おばあちゃんの敬子

お母さんの美穂とその兄弟の加代子と哲夫

娘の奈美と従妹の知佳

 

それぞれの世代で

納屋に対しての思いが違ったり

それぞれの人物が持っている思い出も違ったりする

当たり前だけど伝わりづらいことを

文章に出来る作家の才能が素晴らしかった

 

今自分が居る場所も

自分のご先祖様も

全て積み重なって紡いでいた歴史を

感じれて気持ちよくなれました

 

当たり前のことを当たり前に文章で

人に伝えれる小説家が書いた文章を読めることは

頭の想像力を刺激されて楽しいです

 

のほほんとした小説で終始穏やかで平和でした

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