芥川賞受賞作品『モッキングバードのいる町』を読んだまとめ

こんにちわ

STEDです

 

『モッキングバードのいる町』を読んだので

感想を書いていこうと思います 

 

小説のタイトルは

読み終わった後に確認するのですが

『モッキングバード』ってなんだ?と思いました

 

そんな鳥の名前は

作中に登場してこなかった気がしますが

インディアンが出てくるので

頭に付けている羽がきっと

モッキングバードなのでしょう

 

特に調べたりはしません

 

アメリカに住む圭子

夫のジェフ

 

日本人で友人のスウと

その夫フィル

 

読んでてフィルは好印象です

落ち着いてて足るを知っており

平和に暮らしております

ただスウやジェフにやられっぱなしで残念

 

フィルはどこかで納得しているのでしょうが

無意味な関係と感じてしまい

切り離す決断が必要と思います

それだけが幸福とは言い難く

寂しくなってしまいます

 

ここまで出来た人間でも

納得せざるを得ないものがあるのか

それとも決断力がないのか

 

悪口や軽口や馬鹿にされたり

挑発されても全く意に介さない精神を培ったのか

それは素晴らしいですが

そもそも身近に置いておく

必要などないと感じてしまう・・・ 

それがフィルの人間味なのか

己しか理解出来ず他者が

介入することではないので

放っておきましょう

 

上記の通りスウやジェフが

フィルの優しい人柄を利用して

悪態三昧で嫌な気分になりますが

世の中そんな人が半分占めていますので

しょうがないでしょう

 

圭子が主人公ですが

彼女も今まで自分の意見を言えず

モヤモヤを抱えたまま50代に突入して

自ら葛藤しております

その葛藤も今まで通り行動に移せない

モヤモヤのままで終わることでしょう

 

スウは思い通りに行動出来て

羨ましいと思うのに自分は何も出来ない

 

フィルが誰に何をされても動じないのは

尊敬するけど助けようともしない圭子

 

文章を読む限りどうしようもない主婦だと感じますが

世の中の大半はそういった感覚を味わったことがあるでしょう

 

ただ50歳を超えてもなお

やらなかった事に対する後悔の方が

やった事に対する後悔より力が大きいことを

理解していないのは非常に残念であるが

今とは情報量を得る文明力が違うので

それは致し方無いかもしれません

  

この小説が芥川賞なのは時代背景と

マッチしたことによるものでしょう

最新の芥川賞作品から過去に遡って

読んでいる中でここまで情けない人間は

なかなかいなかったように感じます

 

心底勇気が足りない人間

 

私は行動力しかないので

真逆の性質を持った人をみると

なぜだか腑に落ちない気持ちになります

  

熟考してもいいですが

動かないと考えるだけでいいのは

座禅の世界だけ

 

ということで教訓をまとめると

・やっぱり色んな人間がいる

・人間関係は常に整理しよう

・行動は大事

  

ということで本日のブログは終わります

それではまた明日さようなら

 

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