こんにちわ
STEDです
芥川賞受賞作品の『土の器』の感想を綴っていきます
すでにうるおぼえですが
あらすじを簡潔言うと
おばあちゃんの死に際と回想の話です
キリスト教徒であり
裕福な家庭で育ったおばあちゃんは
気が強いというか芯が太く
何事にもぶれず自分を全うしてるタイプ
子供たちは委縮して育ち
死に際までトラウマは拭えない状態
自分を生き抜いたのは
おばあちゃんは素晴らしいです
周囲に支えられて人生を終えられて
幸せだったと感じますが
実際は本人しか分からないです
生前は生に執着しない主義だったが
終末になるとその判断すら出来ず
ただ生かされていく状態に陥っており
何とも言えない感じです
自分だったら安楽死を望むけど
周囲が判断し生かされ続ける状態
植物人間のような状態で
何が出来ているのか
これまた本人のみぞ知るですが
難しいなぁ
その状態になる前は
バリバリ元気なおばあちゃんだっただけに
この状況は耐え難い気もする
本人からしたら
全く違う環境にて楽しんでいるかも
しれないけども今までの人生から推測すると
望んでいない状態だと感じる
そんな中で
薬を投与されて精神に異常をきたし
老衰による劣化も相まって
今までのおばあちゃんの痕跡が
徐々に薄くなっていく
死に際に至っては
もう誰だか分からない状態です
人の死に際ってこんな感じなのかと思うし
それを文章で表せる作者の才能と努力に敬意を感じ
何気ない経験を作品に仕上げれることに脱帽します
ひょんな経験や体験も
文章で立体的に想像出来ること
時間という概念を文章により
濃密に圧縮して体験又は想像できること
それを文章という芸術で表せる技術
やっぱり芥川賞好きだわぁ
エンタメではなく
何気ない日常を切り取って
現実的で現実味のある世界が
親近感を覚えて好印象
こういった足るを知るという
特別な事は不要で今あるもので
満ち足りているという精神性が良い
そういった世界を再認識させられる
作品だったかもしれません
生死を扱う数ある作品でも
特に良かったかもしれません
という事で本日のブログは終ります
それではまた明日さようなら