芥川賞受賞作品『杢二の世界』の感想

こんにちわ

専業主夫のSTEDです

 

読みました

『杢二の世界』

  

終わり方がハッとしましたね

  

タマキを食事に誘って

待っている間で小説は終わります

 

杢二が自殺して

恋人?だったタマキに会って

杢二の事を聞いて

思い返す小説

 

彼の生き方や考え方や世界観

  

職も長続きせず

ウロウロと

打ち込むものも特になく

  

たまにお兄ちゃんに会いに来る

 

年の離れた弟

 

家族の中でも

年が離れていたから

1人だけ蚊帳の外

 

無視とは言わないが

疎外感はあっただろう

  

高齢出産だった為

母親も一緒にいることを嫌がる

 

杢二は幼少時から孤独と

向き合っており大きな不安は

感じていない様子

 

みんなとはぐれて

迷子になっても

なんてことありません

 

空に浮いている

飛行機を心の中で

『堕ちろ』と願ったら

本当に堕ちた

それが理由ではないけど

何か運命的なものを感じた圭二

 

そして彼は

ビルから墜落して死亡する

  

『堕ちろ』と願ったのか?

そしてなぜ自身を

『堕ちろ』と願ったのか

  

タマキに別れを切り出されたから?

 

真相は不明 

 

彼は自身にとって異様な感覚に

陥ると蕁麻疹が出るという

社会に馴染めない体質の人間もいるけど

それが嫌で自殺した訳ではなさそうだ

 

死ぬ直前まで鬱になったりはしていない

  

彼はただ死んでみたかっただけなのかもしれない

タマキとの別れ話が

きっかけになった可能性はある

  

杢二も変わった人間だが

タマキも変わった人間だ

 

それぞれが違う性質を

持っている方が相性が良いと

感じるがこの2人は

似た者同士な気もする

 

全てを割り切っている感じ

執着がない感じ

 

タマキは死なない印象を受けるけど

この先の人生でどう変わるかも不明だ

 

全てが謎に包まれたまま

道中で瞬間的に終わらせて

読み手を一気に現実に戻らせた

この作品はより世界観を濃厚にした

 

ということで

本日のブログ終わります

 

 

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