「蛇にピアス」感想と解析 – 芥川賞受賞作を読む素人の視点

『蛇にピアス』を読みました

 

結論から言うと

『ふぅ~ん』って感じでした

 

日本人なら芥川賞受賞作くらいは

読んでおかないとダサいよねっていう

強い思い込みと固定概念とバイアスの

塊を脳内に携えているSTEDと申します

 

文系でもないし

芥川賞受賞作以外の本は滅多に読まない

素人の私が『蛇にピアス』を

独自の目線で解説していこうと思います

 

このブログでは

素人が『蛇にピアス』読んで感じたことを

赤裸々に綴っていきますので

同じような環境の方に共感を届けます

是非ご覧ください

 

目次

登場人物が若い

登場人物は3人です

ルイ・・・19歳の闇に潜みたい女の子

アマ・・・18歳のファンキーな男の子

シバ・・・20代のアングラ店長

 

ルイちゃんメインで話は進んでいきますが

作者である『金原ひとみ』さんは

アングラな世界観が好きなようで・・・

『アッシュベイビー』もそうでしたが

闇が深そうな作品だなと感じながら読み始めました

 

ルイちゃんは

軽い女の子で開放的ですが

世界に対しては否定的で受け入れません

身体を改造して外見を変えたら

世界の方から離れていくだろうと思い

スプリットタンや入れ墨に興味を抱きます

 

アマはルイちゃんを彼女として

彼なりに愛していきますが

路上で絡んできた人間を

殴り殺してしまう異常性を発揮します

やると決めたらやり切るという体質との事です

真っすぐでいいけど度が過ぎるのも問題です

 

シバはよく分からない人物ですが

バイセクシャルでエス気質です

終盤ではアマに拷問を加えて

殺害したにも関わらず平気な顔で

ルイちゃんと生活しております

 

『金原ひとみ』さんのイメージですが

人が踏み入る事がない世界を表現することが

好きな人なのかもしれません

 

世の中のほとんどの方が接点のない世界を

文章で表現していて尊敬します

ルイちゃんと酒

アマとだらだらお酒を飲んでるだけで

『幸せ』って思って

ずっと続けばいいなって感じてる

ルイちゃんが若すぎる・・・

 

19歳にもなって妄想をしてしまう愚かさ

現実が全く見えていない若さと未熟さ

 

痛々しい青春だと感じてしまいましたが

そういう人間もいると思います

 

結局アマを失ってから大切さに気付くし

背中の入れ墨に目玉を入れても

自殺する度胸もないし

アマを殺したのはシバだとわかっても

自分を必要としているシバと離れられないし

 

めっちゃ弱い人間だと感じてしまいますが

泥沼に漬かり過ぎた彼女には

どうすることも出来ません

 

作者の表現が凄くて委縮してしまいますが

こういう状況も有り得ますので

今後の人生の教訓にしていきます

 

『信念を持って行動すれば他に染まらない』

ルイちゃんが望む結果なら

何も言いませんが

ルイちゃんは後悔してしまうと思うので

色々と残念な気持ちになってしまいました

 

注目シーン紹介

警察がシバさんを伺いに来るところ

アマの殺人がばれそうになりかけてからの

シバのアマ殺害という流れにはゾッとします・・・

 

芸術家気質のシバさん

ルイちゃんの背中に彫るイラストを

渾身の出来栄えで仕上げたことにより

満足して転職とルイちゃんとの結婚を切り出します

アマも殺したし人生に終止符を

打とうとしているのかもしれません

最後まで芸術家気質でした

 

解説終わります、ありがとうございました

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