こんにちわ
専業主夫のSTEDです
芥川受賞作品『伸予』を読みましたので
感想を書いていきます
50手前のおばさんが昔の恋愛相手を
家に読んだり会社に電話したりして
思うがままに行動する話
その女性の名は『伸予』
旦那は他界しており
子供達も成人して
特に時間に追われていない生活
初恋相手を思い続けて生きてきて
50手前で生存を確認出来るチャンスを
手に入れて行動していくことになる
思ったことはすぐ行動
しかも縛るものは何もなく
直感だけで動く速さは獣並み
年齢を考慮すると
凄まじい行動力で
他者とは比べ物にならない
卓越した能力値
ただそれが私には恥ずかしさも感じてしまう
いい歳こいてそんなにグイグイ行くのかと
感じてしまい呆れと近い気持ちになる
行動力は素晴らしいが
迫る姿は禍々しく獰猛に感じ
伸予の幼さを垣間見る
というか
私はこうなりたくないなと思った
いくらやりたいと感じても
しっかりと計画し吟味して
行動していきたい
むしろ50手前の経験値があれば
大概のことは予測可能で
焦らず合理的に行動出来ると思うし
そうなっていたいと願う
50手前になっても
無我夢中に追いかけるものが
存在してるのは誇らしいことだが
それを行動に移す姿がクールではなく
荒々しすぎて引いてしまう
それくらい熱中しているのか
恋愛は知能を低下させることを表現してるのか
実際はそうなってしまうことを
リアルに再現しているのか
一歩引いて作品を考えると
そう思えなくもない
ただ小説の終わり方から
察するに死ぬまで伸予は
初恋に縛られて生きていくだろうと
今回の件では
解決出来ていないと感じられ
結局は自分の精神力が大切であり
自己完結出来る神経質傾向力が人生を左右するであろう
1つのことに拘り囚われると
広い視野で多角的に物事をとらえられなくなる
特に恋愛は気を付けた方がいいだろう
自分は恋愛体質ではないと思っているが
そういう物事こそバイアスに
引っかかるので気を付けよう
知っていて胸に秘めているだけで
思い込みに引っかからなくなるから
ということで本日のブログは終わります
それではまた明日さようなら