主夫の軌跡 第3章土地の取得

会社を退職し主夫と転身した当初は手探りの中

暮らしを安定させようともがいておりましたが

案外暮らせて行けるものだと感じ

平和な日々に慣れてくると

今までやりたかったことに挑戦してしまうのであった

 

徳島県の剣山に日本一の星空を眺めに行ったり

1人旅行を満喫したり富士山に登ってみたり

乗馬体験をしてみたりボクシングジムに通ってみたり

自家製味噌を作ったり、サックスを買ったり習ったり

アニメやバラエティを堪能したり、美術館や博物館へ行ったり

昼から友達と日本庭園を巡ったり食事したりと

自由気ままにやりたいことをやれている毎日でした

そんな日々の中でも自己鍛錬を怠らず

現在進行形で筋トレの負荷は増え続けています

 

そしてある時ふと思いつきます

農業が熱いかもしれない・・・

土地を探し農業転身の可能性を探ったりして

勢いに乗じて農業研修にも申し込み

半年間研修に打ち込みます

 

そして自身の中で結果が出てきます

自営で農業をすると助成金は手厚く貰えるが

私の想像では経営のコスパは悪く長く続かないと判断し断念

助成金絡みも申請期間や審査が厳しく手間がかかるので中止

一番効率が良いのは自給自足と気付きます

販売ではなく消費する分を手に入れる

売ると薄利にて売る価値がなくなり

利を得ようとすると覚悟を持って

大きく農業に挑むことになりリスクが高い

ならば手ごろな土地を手に入れてそこで気ままに遊んだほうが良い

 

その結果土地を探し見つけ購入に至りました

その土地は放棄地で荒れ果てており

1人で挑むことは困難だし周囲からは

理解されがたいと感じてますが

私は希望に満ち溢れ自然と対峙することを望みました

 

農業研修時も同じような気持ちになりましたが

圧倒的自然を目の前にすると無我夢中で作業してしまうので

小さな事は全く気にならなくなります 

虫や泥汚れが気になって嫌な気持ちになりますが

作業を開始するとあっという間に気にならなくなり

むしろ関係なくなります

 

不思議なもので自然に対して

集中して挑むことは人間の本能なのかもしれません

 

更に一人で自然と対峙すると

絶望に似たような気持にもなりますが

小さなことをコツコツと積み上げる力を

理解しているので何とか今まで対応出来ております

他者がみたらまだまだ不足していると感じるでしょうが

自分の中では納得して全うしているつもりなのでおっけーです

 

じゃばいもを育てて収穫して

自生しているタケノコを収穫して

採れたての作物を美味しく頂いて

これ以上の幸せはないとも思います

自身で収穫した納得できる作物を頂けるありがたさ

 

仕事もしないでこんなことをしていることを

客観的に思う事はありますが

私はこの生き方が好きなのでしょうがない

 

という事で次回は第4章を綴っていきます

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