主夫の軌跡 第20章 『おじさんの3カ月アルバイト体験』

37歳にしてアルバイトを経験した方は少ないことでしょう

定職について月給をもらっている人が多い中

私は時給1080円でアルバイトしておりました

会社を退職して4年目にて

その間社会とは触れ合ってこなかったので

久しぶりの社会進出となりました

バイト先の雰囲気に馴染めるかなとか

仕事覚えれるかなとか

一切不安もなく

ただ愚直に言われた指示をこなすだけ

面接も調理の仕事も特段変わったこともなく

素直に受け入れて黙々と作業していきます

無駄話もせずに目の前の作業に集中する

ただそれだけの感覚でした

肝心の調理では新しい気付きがありましたが

社会経験としては特に刺激は無かったと思います

精神障害者施設だったことは

新鮮な体験でしたのでその点では世界が広がった気がします

仕事内容も特段難しいこともなく

ただただ時間一杯こき使われるという

アルバイトならではの働き方

時間一杯働くという感覚は

社員では味わえないアルバイトだからこそだと感じます

月給時代では昼寝しても

早引きしても自分でスケジュール組んで

やることやってればオッケーでしたが

アルバイトに関しては時間一杯労力を

提供しないといけないという責任が強く発生してきます

どちらがいいとか悪いとかいう話ではなく

働く人次第という事だと思います

私は月給時代のように自由に働ける方がいいです

アルバイトの方が仕事を時間内に

仕上げることは向いていますので

経営者はアルバイトを使いたい気持ちはわかります

普段から筋トレや脳トレをしていたので

どこまで通用するかアルバイトを通して

試していましたが想像以上に体力も精神力も認知能力も

鍛えられていると感じました

週2日でメモもとらず内容を覚えれたし

6時間作業でも全く疲れないし

対人コミュニケーションでも精神を削られないし

結構自分の中では手ごたえを感じれた期間でした

バイトに行くときだけ嫌な気持ちになりますが

行ったら集中して作業出来るので最初だけです

『今日もバイトかぁ』はバイトしか味わえず

社員では『ずっと仕事』が当たり前にて

そんな気持ちにすらなりません

そんな感覚を楽しみつつやり切れた3か月でした

辞める理由は『満足した』という一点で

社会に触れ合う事に満足したということです

久しぶりに社会と触れ合った感想としては

何も変わっておらず福祉の経営は厳しそうで

職場環境をみても予算は無さそうでした

お金は人に余裕を与えるので

相変わらず大事だなと思いました

そして潤っている業種を選ぶことの大切さを痛感します

ただ経営難でも立ち向かっている業界人達は

自分とは違う価値観を持っているので尊敬します

福祉施設の利用者さんを支えることは

非常に大変な労働でありもっと手当を

充実した方がいいと思いますが

予算を国頼みにしている時点で難しいことだと思います

利用者さんは豊かな人ばかりではないので

過大な利益は望めません

利用者さんも望んでその身体になった訳ではないけど

施設がないと生きづらいしそれを支える人が

必要な事も理解出来ますが如何せん予算がないという実態

労働者の賃金は高い方がいいですが難しいですよね

という37歳おっさんのアルバイト経験でした

それではまた明日さようなら

 

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