最近つくづく感じるのは、人の強さは “行動と思考が噛み合っているか” で決まるということだ。
頭ではこうしたいと思っているのに、実際の行動がズレている。
逆に、行動だけが先走って思考が追いつかない。
そんな状態では、どれだけ努力しても濁りが残る。
私はその濁りを嫌う。
だからこそ、行動と思考の同期というテーマが、今の私にとって非常に重要になる。
自分が何を望み、何を大切にし、どんな人生を歩みたいのか──
まずは価値観を明確にする必要がある。
価値観が曖昧なままでは、行動がブレるのは当たり前だ。
私はこれまで何度も価値観を見直してきたし、今もその精度を上げ続けている。
価値観を整えたら、次に確認するのは「行動はそれに沿っているか」。
行動が伴っていないと、どれほど立派な思考をしていても意味がない。
価値観と行動が乖離している状態は、精神的にも身体的にもノイズを生むだけだ。
だから私は、毎日に小さな点検を入れている。
・今日の行動は、自分の価値観に沿っていたか
・精神は静かだったか
・生活は整っていたか
・対人関係に濁りはなかったか
・自分の軸はブレていなかったか
これらを、淡々と確認するだけで十分だ。
意識してもいいし、無意識でできるならそれが一番良い。
大事なのは、自分の人生に向き合うのは自分しかいないという事実を外さないことだ。
誰かに委ねる必要もないし、誰かに説明する必要もない。
ただ、自分の価値観に対して誠実であればいい。
行動と思考が同期すると、人生は驚くほどシンプルになる。
迷いが減り、決断が早くなり、心が澄む。
周囲のノイズや大衆の視線が気にならなくなる。
これは精神論ではなく、実際に私が日々感じている変化だ。
そして面白いことに、同期が進むほど「本心からの行動」が増えていく。
無理も偽りもなく、ただ自分の軸に従って動くだけになる。
その結果、生活が整い、身体が軽くなり、精神が研ぎ澄まされていく。
私は宗教や思想家ではないし、人に何かを説こうとも思わない。
ただ、自分の人生を真っすぐ歩くために、
この“同期の感覚”を大事にしているだけだ。
思考が澄めば、行動は澄む。
行動が澄めば、思考も澄む。
その往復が続くと、人生自体の清らかさが上がる。
私はその状態を保ちたいし、さらに磨きたい。
誰かと競うのではなく、自分の価値観の純度を高めるために。
人生を生きるのは自分だ。
その当たり前の事実を踏まえて、
今日も私は自分の軸に従って行動し、思考を整える。
その積み重ねこそが、静かで強い人生をつくっていく。