4000円の18Vチェーンソー刃が半年でダメに|交換したら切れ味が復活した話
竹林整備を続けていると、道具の寿命や使い方のクセがよく分かってきます。
今回は、私が使用している 4000円の18Vチェーンソーの替刃が半年でダメになった理由 と、
交換して感じた“文明の力”についてまとめます。
結果から言うと、替刃を新しくしただけで 切れ味が完全復活し、
竹伐採のスピードが一気に上がりました。
半年で刃がダメになった理由は“竹よりも土と石”だった
竹は見た目に反して柔らかい素材で、
正しい使い方をしていれば刃もそこそこ保ちます。
しかし私の場合、作業環境に“落とし穴”がありました。
■ 1. 低木の根を切った
根は硬く、土が絡んでいるので刃が一気に鈍ります。
■ 2. 開墾時の地下茎を切った
孟宗竹の地下茎は地表の少し下にあり、
小石や砂を噛む確率が非常に高い。
■ 3. 土や小石に触れると刃こぼれが発生
チェーンソーの刃は、
木よりも 土・砂・石で一気に死にます。
竹が悪いのではなく、
「地下の不純物」が原因だったと感じています。
丸やすりの目立ては“一時しのぎ”にしかならなかった
刃が鈍ったタイミングで、
自分で丸やすりを使って目立てをしました。
確かに多少は切れるようになりますが、
実際には ごまかし程度 で、
新品の切れ味とは比べものになりません。
理由は単純で、
- 刃こぼれが深い
- チェーン全体の角度が崩れている
- 微妙なバリが取り切れない
こうした要因は素人の目立てでは完全に戻せないからです。
替刃を新品にしたら“見違えるほど切れる”状態に戻った
4000円のチェーンソーには 替刃が付属 しており、
ダメになったチェーンを交換しただけで
切れ味は購入時と同じレベルに復活しました。
その効果は体感で明らかで、
- 太い孟宗竹もスパッと入る
- 伐採のテンポが2倍になる
- 力を入れずに切れるので安全
- 作業のストレスがゼロになる
正しい道具の状態に戻るだけで、
作業効率が“別物”になります。
4000円チェーンソーでも“用途と使い方”を守れば十分戦える
今回、刃が早くダメになった原因は
チェーンソーの品質ではなく、
使い方と用途の問題でした。
- 地下茎に刃を入れる
- 根っこを無理に切る
- 土に触れる角度で使用する
こうした使い方はチェーンソー刃にとって致命的。
逆に言えば、
用途を守れば4000円でも十分すぎる性能
を発揮してくれます。
私は今回の件で、
改めて「正しい使い方の重要性」を実感しました。
文明の力を使いながら、自然と向き合うということ
開拓作業は体力勝負の面もありますが、
良い道具を使うことで
“人間の力1”が“力5〜10”になる瞬間があります。
チェーンソーもその一つ。
- 手ノコだと30秒かかる竹が
- チェーンソーなら3秒
この差は圧倒的です。
自然に立ち向かうとき、
文明の道具は“仲間”のような存在です。
4000円のチェーンソー一つで、
竹林がここまで変わるとは思いませんでした。
これからも
文明の力を借りながら、自分の手で土地を整えていく
その楽しさを感じながら作業を続けていきます。