放棄地の購入方法|一般人が土地を取得するためのリアルな手順と私の体験談

放棄地の購入方法|一般人が土地を取得するためのリアルな手順と私の体験談

私は2000㎡の放棄地を取得し、
現在はそこで開拓作業を続けています。

しかし、土地の購入は思った以上に“クセのある世界”でした。
特に放棄地は情報が少なく、
不動産サイトを見ても実態と価格が合わないことが多い。

今回は、
「どうやって一般人が放棄地を買えるのか?」
というテーマを、私の体験を交えて具体的にまとめます。


1. 最初の大前提:農地は一般人では買えない

農地は「農地法」という法律で守られています。

■ 一般人が農地を買えない理由

  • 農地の投機・放置を防ぐため
  • 本業として農業をする人を優先するため

そのため、農地を買いたい場合は……

✔ 地域行政に“農家として認定”される必要があります。

認定基準は自治体ごとに違うので、
まずは市役所の農政課に確認するのが最初の一歩です。


2. ネットの不動産は「値段が釣り合わない」ことが多い

SUUMO・アットホーム・不動産連合隊など、
ネットの土地情報を見ても……

  • 放棄地なのに高い
  • 地形が悪いのに値段だけ立派
  • 安心して使える情報が少ない

こういう物件ばかりです。

■ 理由

  • 放棄地は不動産業者も扱いたがらない
  • 市場価値の判断が難しい
  • 情報が更新されず古いまま

そのため、ネットだけで探すのは非効率でした。


3. 現実的に一番強いのは“地元の老舗不動産屋”を巡ること

私の実感では、
放棄地を買う確率が最も高いのは、

✔ 地元で長年営業している不動産屋を回ること

理由はシンプルで、
地元の地主さんとの繋がりがあるから。

放棄地はネットに出回らず、
“口コミ・顔見知り・長年の取引関係”で回る世界です。


4. 最強の方法は「土地所有者の知り合いに頼むこと」

これが一番の近道です。

土地の持ち主を知っている人に直接話をつけると、
中間マージンも交渉の手間も減ります。

✔ 価格交渉もしやすい

✔ 手続きがスムーズ

✔ 相手の事情も聞けるから話が早い

もしあなたの周りに
“土地の持ち主を知っている人”がいるなら、
これが最強です。


5. 私の場合:自治体が持つ「未利用地」を買いました

私が購入した土地は、すこし特殊でした。

自治体が所有している
“未利用地(使っていない土地)” に公募がかかったので、
そこに手を挙げた形です。

■ 流れは以下の通り

  1. 自治体の未利用地公表を発見
  2. 購入希望の連絡を入れる
  3. 一般競争入札が行われる
  4. 入札 → 私一人だけだった
  5. 最低落札価格で購入
  6. 登記手続きへ進む

結果として、
誰とも競らずに最低価格で放棄地を入手できました。

これは本当に運が良かったと思います。


6. 手続き完了までに8カ月かかった|時間に余裕を持つことが重要

自治体とのやり取りはとにかくゆっくり進みます。

私のケースでは:

◎ 連絡 → 入札開始 → 入札実施 → 登記

合計:8カ月

自治体の土地は法的手続きが多いため、
どうしても時間がかかります。

✔ 通知

✔ 入札の準備

✔ 書類確認

✔ 議会承認が必要な場合もあり

長期戦になるので、
時間設定は余裕を持っておくことが大切。


7. 放棄地を買うための最適解まとめ

以下が、最も効率的な土地取得ルートです。


🔰 ① 農地は買えない → 農家申請が必要

→ 農地課・農政課に相談する

🔰 ② ネット物件は当てにしない

→ 値段の釣り合いが悪い
→ 放棄地は市場にほぼ出ない

🔰 ③ 地元の老舗不動産を巡る

→ 地主と繋がっているため情報が得やすい

🔰 ④ 土地所有者の知り合いを探す

→ 最短・最安で手に入るルート

🔰 ⑤ 自治体の未利用地は“穴場”

→ 入札はライバルが少ない
→ 最低落札価格で手に入る可能性大

🔰 ⑥ 手続きは半年〜1年かかる

→ 余裕を持ったスケジュールが必須


結論:放棄地の購入は難しくない。正しいルートを知れば誰でもできる

放棄地は「探すルート」を間違えると出会えません。

しかし、

  • 不動産屋巡り
  • 地主との繋がり
  • 自治体の未利用地
  • 農家申請
  • 時間に余裕を持つこと

この5つを押さえれば、
一般人でも十分に土地を入手できます。

実際、私はこの方法で2000㎡を入手し、
今では毎日開拓を楽しんでいます。

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