こんにちわ
専業主夫のSTEDです
先日『法廷遊戯』観ました
映画館で上映しているので
観れそうな奴を選んだらそうなりました
いつもなら
・ジャニーズとか出てるなら
内容が薄そうだから敬遠
・予告を観て映画に入る
けど
独りの夜だと
何でもいいからレイトショーが定番
そんなノリと勢いで
ビール片手に観た作品ですが
めっちゃ面白かったです
俳優の名前がわからないので
主人公A男=弁護する人
主人公B女=加害者
主人公C男=被害者
で説明します
AとBは幼少時から共に
同じ施設で育ち苦楽を共にします
学生時代はタッグを組んで
大人に痴漢冤罪を突き付けて
お金を巻き上げておりましたが
私服警官に見つかり逃げる際に
階段から突き落とし事なきを得ました
その後警官は世間から痴漢を疑われ
精神を病み自殺してしまいます
警官の息子はCであり
全ての事実を知りえた上で
弁護士を目指します
『父の疑いを晴らせない検察に復讐し
本来罪を受けるべき相手に罰を与える』ことが目的です
ABCは大学で出会い弁護士を共に
目指しており仲良く生活していました
Cは野望を抱いてるが
AとBに対して全く違和感なく接します
割り切っているのです
野望としては法廷の中で罪を受けさせるだけであり
個人的には友人であるのです
AとBには父親を階段から突き落として
痴漢冤罪を大人に擦り付けた罪の罰を受けさせる
検察には過去の過ちを認めさせ
法廷で罰を決める
Cは野望を実行するため奇策を講じます
ビデオを撮影しながら
CはBの目の前で自死しますが
その映像にはロックが掛かっており
秘密に保管されておりました
事件当初は映像証拠は無く
Bが殺したと判断されてました
Aが弁護の為Bに面会し理由を探しますが
Bは無言を貫きます
初回法廷では何も進展がなく
ABC個人の情報を整理していく中で
上記の過去が明らかになります
2回目の法廷で
Cが全ての内容を曝け出して
自死する映像が証拠として出てきます
こうなるとCの思惑通りです
法廷で
AとBは過去の罪を認め
Aは一生償うことを覚悟します
BはAと一緒に暮らすことが
叶わなくなり絶望します
検察は過去の過ちを
認める描写はないものの
法廷で窮地に追いやられました
Cの本来のシナリオは
自死ではなく急所を外し
意識不明を狙っておりましたが
映像外でBが包丁をグリグリして
Cを死に追いやっております
Cはその場合はBからAが
離れていくことも予知してましたが
Bは過去をぶり返すことを恐れCを殺します
事実と向き合うA
事実から逃げるB
事実を証明するC
Bは過去に施設長から性的虐待も
受けており精神がグラついてます
かなりの被害者で可哀想な気もしますが
なんとも考えさせる映画
闇に葬られたことなど
今まで星の数ほどあるし
悔しい理不尽な思いなど数え切れません
希少な体験を武器に出来ればいいですが
ここまでCが念入りに計画しているのなら
しっかりと事実を受け止め罪を償うことが
望ましかったのではないかと考えました
BがCを殺さず
Aと共に罪を償う気になっていれば
友情は変わらず続いたと思います
Bも頭が良くCと話し合えば
解決しそうでしたが
Bの過去のトラウマの溝は深かったようです
なかなか難しく
考えさせられる
良い映画でした